ギター教室で「自分のペースで大丈夫ですよ」と言われたとき、ホッとする一方で、どこか引っかかりを感じたことはありませんか。放課後音楽大学の言う「自分のペースで」とは、「ゆっくりでもいい」という意味ではありません。「あなた自身が『上達できている』と一番納得できるペースで進める」という意味です。今日は、私がこの考え方にたどり着いたきっかけをお話しします。
「もう次行きましょう」、その一言に隠れていたズレ

音大を卒業してヤマハ講師資格を取得し、これまで多くの生徒さんのレッスンを担当してきました。その中で、同じフレーズを練習する回数は、生徒さんによって本当にバラバラだと感じる場面が多くありました。先に進みたい人もいれば、もう少しこのフレーズを繰り返したい人もいる。当たり前のことです。
それでも講師という立場になると、つい「これができるようになったら、次はこれ」と、成果物ベースで次のステップを決めてしまいがちです。私もそうでした。「OK、いい感じです。じゃあ次行ってみましょうか」——良かれと思ってかけていた、その一言。
ある時ふと気づいたんです。講師である私が「できた」と思っても、生徒さん自身はまだ納得していない場合がある、ということに。「できた」の基準を、お互いに確認していなかった。だから「次に進もう」という前向きな言葉が、生徒さんには「ペースが早い」というプレッシャーになっていたのかもしれません。
「自分のペースで」とは、納得感のペースのこと
この気づきから、「自分のペースで」という言葉の意味を、私の中で捉え直しました。
「上達がどれだけゆっくりでも構わない」という意味ではなく、「『自分は上達している』と、生徒さん自身が一番納得できるペースで進めましょう」ということ。スピードの問題ではなく、「誰が『できた』を決めるか」という視点の問題だったんです。
「できた」の基準は、講師が決めるものではなく、生徒さん自身の中にある。そこに気づけたことが、レッスンの進め方を大きく変えました。
レッスンで実際に変えたこと
今、レッスンでは一方的に「よく弾けてますね、次行っちゃいましょうか」とは言わないようにしています。その代わりにこう聞きます。
「今の演奏、僕はめちゃくちゃ良かったと思います。あなたは、弾いていてどうでしたか?もう少し続けたいですか?」
この一言を挟むだけで、生徒さんの表情がふっと和らぐことが多いです。「まだ自分の中で納得できていない」と気づいてもらえたり、逆に「実はもう次に進みたかった」という本音が出てきたりします。どちらの答えでも構いません。大事なのは、ペースを決める主役が生徒さん自身であることです。
放課後音楽大学では、こうした一つひとつのやりとりを通じて「忙しくても続けられる」「練習できない週があっても大丈夫」というレッスンを作っています。講師としての考え方や指導方針については、こちらでもお話ししています。
よくある質問
Q. 「自分のペースで」と言われても、結局どのくらいで進むべきですか?
決まった速度はありません。レッスンのたびに「今の状態、自分ではどう感じていますか?」と確認しながら、生徒さんが納得できるタイミングで次に進みます。早く進めたい週も、繰り返したい週も、どちらも大丈夫です。
Q. 練習量が少ないと、注意されたりしませんか?
注意することはありません。練習できない週があっても、それを前提にレッスンを組み立てています。「やってこなかったこと」より、「今日、ここからどう進みたいか」を一緒に考えることを大切にしています。
Q. こうした考え方が、自分に合うかどうか確かめたいです。
まずは無料の動画コンテンツから、私の考え方やレッスンの雰囲気を感じてみてください。配信開始のお知らせを受け取ると、公開時にいち早くご連絡します。対面レッスンをご希望の方は、入会待ちリストへの登録をどうぞ。
この記事を読んでくれたあなたへ
もしあなたが、ギターの先生に「もう少し早く進みたいんですけど…」「ここ、もうちょっと練習したいです」と、自分から言えるかどうか不安に感じているなら、ぜひご相談ください。
「自分のペースで」とは、誰かに決められたスピードに合わせることではなく、あなた自身が「進んでいる」と感じられるペースを、一緒に見つけていくことです。この考え方が少しでも伝わったなら、次は無料コンテンツで実際の雰囲気を感じてみてください。
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