ギターの練習が続かない…そう感じている大人の方は、決して少なくありません。実はその原因は「やる気がない」ことではなく、「ギターを持っている」という事実そのものに満足してしまうことにある場合も…。練習を頑張るより先に「弾いていて楽しい」と感じられる時間を増やすことが、続けるための一番の近道です。
「ギターを持っている」だけで満足してしまう、という落とし穴

レッスンをしていると、最初の数ヶ月はとても熱心に練習していた生徒さんが、半年から1年ほど経った頃にふと練習量が減っていく場面に出会うことがあります。
実際に、ある生徒さんは「気づいたら、しばらくギターを弾かなくなっていた」と話してくれました。その方とお話していて感じたのは、上達した実感よりも先に「ギターを持っている」という事実そのものに満足してしまっていた、ということでした。買ったばかりの頃のワクワク感が落ち着いてくると、ギターは部屋の一部になり、特別なきっかけがなければ手に取らなくなってしまいます。その方は、最終的に教室を辞める選択をされました。
「練習が続かない」という悩みは、始めたばかりの数週間だけのものではありません。1年経ってからじわじわと訪れることもある、ということを、レッスンを通じて何度も感じてきました。
一般的な「続けるコツ」が効くのは、目的が違う人
「毎日同じ時間に練習する」「目標を細かく設定する」というのは、よく言われる継続のコツです。これらが間違っているわけではありませんが、効果を発揮するのは「上達すること自体が目的」になっている人に限られると、私は考えています。文化祭のライブに向けて練習している学生さんなどが、その代表的な例です。
でも、日常的にギターを楽しみたいだけなら、順番が逆になります。先に「弾いていて楽しい」「ギターが好き」という気持ちがあれば、5分のすきま時間でも自然とギターに手が伸びますし、それが結果的に継続につながっていきます。
放音では、これを**「好きの先に上達がある」**という考え方として大切にしています。
放音のアプローチ — 「好き」を優先するレッスン
放音のレッスンでは、無理に練習を強制することはありません。「弾けた!その瞬間のために」、一緒に小さな成功体験を積み重ねていくスタイルです。
練習できない週があっても大丈夫。むしろ「今週は全然触れなかったな」というところから、また「好き」を再確認していくところから始められます。
自分のペースについて、もう少し詳しくお話しした記事もあります。
はじめてのギター、一緒に楽しもう。これが私たちのスタンスです。
よくある質問
Q1. ギターを買ったのに、最近まったく触っていません。今からでも続けられますか? もちろんです。「続けなきゃ」と気負うより、「ちょっと弾いてみようかな」くらいの軽さで再開してみてください。好きな曲を1曲、ゆっくり弾くだけでも十分な一歩です。
Q2. 練習が続かないのは、才能がないからでしょうか? そんなことはありません。継続できるかどうかは才能ではなく、「ギターのどんな部分が好きか」を自分自身が知っているかどうかに関係していることが多いです。
まとめ
「ギターを持っているだけで満足してしまう」のは、実はとても自然なことです。大切なのは、そこから「好き」を再発見していくこと。放音では、自分のペースでギターと向き合えるレッスンを行っています。
弾けない週があっても大丈夫。まずは「好き」を見つけるところから、一緒に始めましょう。